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赴くままに

PCA給与DXを利用した年末調整手続の簡単な電子化の流れ

猫も杓子もDX・DX(デジタルトランスフォーメーション)と、時には勘違いしてデラックスなんて言われており、何か数年前からDXという言葉が流行ってるので、うちの会社もDXしないとダメなんだと思いこまれている方もいらっしゃいますが、流行りで行うことでもないので、必要性を感じなければしなくて良いと言うのが私見です。

会社によって向き不向きがあると思いますし、そもそも経営者が他人任せであったり、ガバナンス(役割や指示系統)に問題がある企業さんは、まずDXの前に内部の体制を考えなおす必要もあると思われます。

DXという具体的な中身が分からないIT用語は置いておいて、とりあえず出来ることからボチボチやりましょ

それが結果として、DXやIT化につながれば良いのではないでしょうか?

ISOやPマークなどもそうですが、別に取得・認定されなくても、それ以上に取組をされている企業さんもありますし、経験上から取得しているから出来ていると考えるていること自体ナンセンスです。

自動車運転免許証をもっているからって、所持されている全ての方が上手く運転できるんだと思いませんよね

話をもとにもどすと、この年末調整手続の電子化は、分類として簡単なDXの部類だと思います。

 

まず、利用ソフトはPCA給与DXです。このDXはPCA給与のバージョンのDX

・・・紛らわしいですね

まずPCA給与の社員情報にメールアドレスの収集がされていると、PCA給与からメール送信もできますが、個人のメールアドレスが収集されてない場合は、メールアドレスを収集するところから始めるか、予めIDは社員コードでパスワードは同一の〇〇(6文字以上)です。などIDとパスワードを特定しておいて、SMSなどで送信するなど色々な手段・方法はありますが、まず送信媒体と送信内容を決めておく必要があります。

今回は給与明細で利用している関係上、予めメールアドレスが収集できているとして進めてまいります。

PCA給与にはメール送信に関する送信制限設定がありません、例えば1,000人でも送信を押すと一斉に送信されますので、ご利用のメールサーバによって、送信上限設定がある場合その制限を鑑みて送信してください。

 

まず「メール設定」より、送信元のメールアドレスなどの設定が必要

次にID設定を行い、各IDとパスワードを採番致します。

送信するメールの「本文」の内容も決める必要があります。

主に、本文で伝えることはIDとパスワード以外に、作成したデータをどこに送信するのか、その提出先のメールアドレスと送信期限くらいでしょうか

(全角250文字以内)

 

 

範囲が決まると下の「一括設定」を押すと、IDは社員コードでパスワードはランダムで設定されます。みんな同じパスワードにしたい場合はデータベースに直接書き込むか、手でパスワードを打ち直す必要があります。

 

※IDも変更可能

そして、実行を押すとメールが送信されます。

最初に行うことはこの程度です。

あとは、申請者さんが国税庁の年末調整控除申告書作成用ソフトウェアを利用して、申請書を仕上げます。

 

※国税庁のホームページより抜粋

 

使い方など

PC版マニュアル

https://www.nta.go.jp/users/gensen/nenmatsu/pdf/manual_windows-mac.pdf

スマホ版

https://www.nta.go.jp/users/gensen/nenmatsu/pdf/manual_smartphone.pdf

www.youtube.com

www.nta.go.jp

 

作成頂いたデータがメールにて届くと、予め指定したフォルダに保存します。

「年末調整データの受入」を押し、保存した指定フォルダを選択して実行すると取込まれます。

データの受入のタイミングは任意(分割)で可

まだ実践したことはありませんが、テストで一連の受入まで行った際は、すんなりと入っていきました。

その他、年間調整関連で1ユーザ500円程度のアプリ(ソフトウェア)も色々とありますが、個人的には無料で利用可能な国税庁のアプリで良いような気がします。

有料アプリは申請者さん側にとってやさしいのかもしれませんが、有料ということでコストが発生し、PCA給与の受入もすんなりできるのか確認する必要があります。

費用までかけてDX・IT化して、逆に効率が悪くなったなんてことにならないように気を付けましょう