以前、私自身ネットで調べても分からずPCAに聞いてもこの様な使い方をする方がいないのか明確な回答がなかったのでとりあえず「こんな使い方できますよ」という内容を記事にしてみました。
PCA給与シリーズを利用して会社(企業)が住民税を納付するために、銀行フォーマットに変更(作成)するだけの記事です。
データ領域の作成
まず最初にPCA給与を起動して住民税用のデータ領域を作成します。
※住民税の銀行フォーマットを作成するためだけの領域です
住民税納付先の登録
あとからでも出来ますが、先に「住民税納付先の登録」を行うとその後が分かり易くなりますのでまず住民税納付先登録を行います。
市区町村コードは総務省のホームページにもありますが、予めPCAにありますので調べておく必要はありません
※まだ試していませんが、件数が多くインポートを行う場合は市区町村コードが必要になると思います。
※今回の件と異なりますが、eLTAXで電子納付を行う際もこの市区町村コードが必要になります。
2カ所の必要項目を入力して下さい
市町村コードを選択して指定番号(R)のみ、その他は空白で利用しています。
社員登録
次に社員登録を行います。
社員登録といっても個人名を市区町村名に置き換えて登録を行います。
こんな感じです。
個人情報の必須項目は社員コードと氏名(苗字)のみ
住民税の項目に先程登録した「住民税納付先の登録」の該当市区町村を選択します。
これで事前準備の完成
毎月の納付データ作成準備
あとは毎月の納付額を給与データとしてインポート若しくは入力を行います。
インポートの方法
「随時」→「給与データ」を選択し
予めPCA給与に納付額データをインポートするための受入パターンを作成
その受入パターンを選択して、月度のインポートしたいCSVファイルを取り込んで納付額をPCA給与に入力します。
必須項目は下の赤枠の項目名「社員コード」・「氏名」・「住民税」・「支給回」この4項目のみ
※CSVもこの項目名に合わせたファイルで作成します。
データの作成
「給与」→「地方税納付」
「地方税納付」を選択すると下が表示されます。
給与データ(地方税額)がインポートされていれば支給回の11月分○と○表示されています。
※金額が無い場合は○の箇所が×表示
納付指定日を指定し該当する銀行フォーマットを選択し別画面でファイル保存場所を指定し書き出すとファイルの作成が完了します。
あとはそのファイルを銀行にデータ送信すると完了です。
※各銀行・インターネットバンキングのシステムによりその後の送信・操作方法などが異なると思いますので、各お取引銀行に確認して進めて下さい。
これを行う前までは紙に納付額を書込み銀行に渡していたようで、データ送信で行うより数倍の手数料を銀行さんに収めていたようです。
件数があると大きな金額が変わるそうなので、銀行フォーマットの変換にお困りであれば役立つかもしれません
翌年1月からも引き続き利用する場合は次年度になりますので、データ領域単位で年次処理を掛けて新しい年度を作成と基本情報の引継ぎを行った上でご利用下さい。